読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ししぎんのSEOブログ

SEOやSEMなど、キーワードマーケティング周りのコンテンツを中心に発信しています。

転職EX(じげん)に対するSEOレビュー・評価

こんにちは、ししぎんです。

今回は一般ユーザー様向けに転職EXという転職のアグリゲーションサイトのSEOについて、解説していきます。

▽転職EXのトップページf:id:shishigin:20170314221949p:plain

転職EXってどんなサービス?

 


転職EXは、@typeやリクナビDODAなどの転職サイトの求人情報を一括で検索できるサイトです。

マザーズに上場している「じげん」という企業が運営しています。

これまで仕事を探す人は、それぞれの求人サイトをチェックした上で、応募するかどうかを判断しなければいけませんでしたが、転職EXであれば一つのサイトで完結させることができるようになります。

最近のウェブ業界では、こういった一次情報をまとめたプラットフォームビジネスがとても流行っています。

▽例
indeed:求人
trovit:不動産、自動車、求人
スタンバイ:求人
グノシー:ニュース
SmartNews:ニュース

「インターネット」というたくさんの情報の中から、自分にとって必要なものを探しだすというプロセスに優れたモノが出てきたことで、「とにかく情報を大量に集めてわかりやすく提供する」というプラットフォームにより価値が出るようになったのです。

しかし、こうしたプラットフォーマーたちは、一次情報を扱っているメディア(転職ならリクナビDODAなど)よりも広告主から遠い立場にいるため、どうしても1ページビューあたりの収益性は劣ります。

そのため、広告(有料集客)の費用対効果も一次情報メディアと比べると劣っているであろうということは容易に想像がつきます。

そこで重要となるのが「SEO」です。

SEOであれば、基本的には「費用」という概念は存在しませんから、一次情報メディアとも真向から戦えるわけです。

ということで、前置きが長くなりましたが、転職EXのSEOを評価していきましょう。

SEOのチェックポイント


まず前提として、SEOは3つの要素に分解することができます。


  • 集客するキーワードを増やす
  • キーワードで検索された際の順位を上げる
  • 検索結果に表示された際のクリック率を上げる



割と世の中で言われるSEOは上記2の「キーワードで検索された際の順位を上げる」という部分にフォーカスされすぎている感がありますが、他の2つについても同じくらい重要な要素となります。

SEOについて伸びしろを考える時はこの切り口に基づいて考えるようにするといいでしょう。

今回においても、同様のアプローチでチェックしていきます。

クロールしやすいサイト構成



SEOの基本的な考え方として「トップページからリンクを辿って3クリック以内に重要なページ(できれば全ページ)に遷移できるようにする」というものがあります。

ぜひ、実際に見ていただければと思いますが、転職EXはこの原則を守ろうとしていることが伺えます。

トップページからは、


  • 勤務地から探す(東京都、鹿児島県など)
  • 職種から探す(営業、サービスなど)
  • 人気職種ランキング(一般事務、法務など)
  • こだわり(女性活躍、残業少ないなど)



など様々なページにワンクリックで遷移できるようになっています。

また遷移後のページからも、その子ページに遷移できるリンクがきちんと表示されており、3クリック以内にほとんどのリストページ(求人情報が一覧表示されているページ)に辿りつけるサイト構成になっています。

ロングテールSEO対策もある程度できている



ここ数年で、スマートフォンのシェアの伸びやGoogle検索エンジンの精度の向上に伴い、掛け合わせキーワードでの検索をするユーザーが伸びているそうです。

アイレップスマートフォン検索キーワード調査より

2語以上の“掛け合せ検索”のバリエーション数はPCと同程度あるものの、検索流入数ではスマートフォンの方がやや高い傾向があった。文字入力の際の入力支援機能が多く利用されている、あるいはスマートフォンユーザーの検索リテラシーが高く、複合検索で絞り込むユーザーが多いなどの理由が考えられる。



例えば、Googleの検索窓に「転職 新宿」と入力すると、下記のように「転職 新宿 正社員」「転職 新宿 事務」「転職 新宿 英語」といったようなキーワードが補完されます。

googleサジェスト

f:id:shishigin:20170314222012p:plain



こうした補完キーワードを見て、2語、3語で検索する人で検索する人が増えているというわけです。

転職EXもこうしたトレンドをサイトに反映しており、3語で検索したユーザーに対し、答えとなるページを用意しています。例えば下記のようなページです。

▽東京都の財務、会計、経理の転職・求人情報
http://tenshoku-ex.jp/pref_13/occupation_010600

群馬県の出版、印刷関連の転職・求人情報
http://tenshoku-ex.jp/pref_10/occupation_040200

ただし、対策できていないキーワードも多い



上に書いたように、2~3語での掛け合わせ検索への対策として「職種と都道府県の掛け合わせページを作成」していますが、まだまだ作成できるであろうページが残っているように感じます。

例えば、下記のようなキーワード群です。


  • 市区町村×職種ページ
  • こだわり×都道府県ページ
  • こだわり×市区町村ページ
  • 駅ページ



もしかすると検索のボリュームが少なく、あえて作っていないのかもしれませんが、リクルートやインテリジェンスなどの巨人を相手にSEOで勝ちにいくなら、ロングテールの部分を攻めるべきだと私は思います。

なぜならロングテールになればなるほど、プラットフォームの方が求人件数を多く表示できるため、有利に働くからです。巨人に真向から挑むのは得策とは言えません。

文中リンクは効かなくなっている



私の周りで「Wikipediaリンク」と呼ばれている、文章の中に無理やりテキストリンクを埋め込む手法は、昨今かなり効かなくなっているという声を聞きます。

具体的にはこうった手法です。

SEOサプリはSEOに関する記事を書いているブログです。最近だとオウチーノに関する記事を書きました。SEOについてアドバイスが欲しいという企業様は、お問い合わせフォームよりご連絡くださいm(_ _)m」

転職EXにおいても下記のように同様な手法が用いられています。

f:id:shishigin:20170314222024p:plain

下線が引かれて

 

いる箇所はすべてテキストリンクになっています。
このような「半ば強引なリンク」、言い方を変えると、「あまり整理されていないリンク」は軒並み評価が下げられているそうです。

対策としては、タグ同士にきちんと親子関係をつけてあげて、それぞれをリンクでつなげてあげるべきだと思います。

ちなみにこのあたりを厳密に対策し、大成功しているサイトがあるのですが、それについてはまた別の機会でご紹介しましょう。

リンクペナルティを受けている可能性大

 

必死にリンク削除依頼をするじげん



下記ページをご覧ください。




それぞれの記事のコメント欄に下記のような書き込みがあります。

◇◇◇◇◇◇◇◇

サイト運営者様
お世話になります。転職EX サイト運営担当でございます。
この度「クリックプロモーション」終了に伴い
掲載中の広告削除をお願いしたく、ご連絡いたしました。
つきましてはリンク先URLに「tensyoku-ex.jp」を含む
全てのバナー広告及びテキストリンクの削除をお願いできますでしょうか。
トップページに限らず、下階層へのリンクも全て削除して頂きたいです。

■削除して頂きたいURLの例
http://tisuke0226.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/index.html

以上、大変恐縮ではございますが2014年7月11日(金)までに
広告削除をお願いできますでしょうか。
不明な点がございましたら
転職EX サイト運営担当(promo.tenshoku@gmail.com)までご連絡ください。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

投稿: 転職EX サイト運営担当 | 2014年7月 4日 (金) 15時42分

◇◇◇◇◇◇◇◇

これまで過去にリンクを張っていたブログからリンクを削除していることが見て取れます。

しかも、転職EXだけでなくアルバイトEXや賃貸EXの担当者も同じコメントをしています。

おそらくですが、じげんの運営するメディアが全体的にリンクのペナルティを受けたのでしょう。

ペナルティは当然SEO上不利に動きますが、こうやってリンクを消してしまう行為も同じく不利に働きます。

これらのコメントが書き込まれている2014年以降、じげんはSEOに結構苦しめられているのではないかと予想します。

まとめ


いかがでしたでしょうか。

求人サイトは大小さまざまな規模の会社が参入している超絶レッドオーシャン市場です。

ぜひじげん率いる転職EXは、大手のリクルートなどと真向とは戦わず、勝てるところで戦ってほしいと思います。

何かご意見あれば遠慮なくフォーム・コメント欄から連絡ください。

以上、転職EXに対するレポートでした。