読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ししぎんのSEOブログ

SEOやSEMなど、キーワードマーケティング周りのコンテンツを中心に発信しています。

オウチーノに対するSEOレビュー・評価

こんにちは。ししぎんです。 今回はオウチーノという不動産ポータルサイトSEOについて、解説していきます。

 

▽オウチーノサービスサイトのトップページ

f:id:shishigin:20170314221538p:plain

 

オウチーノってどんな会社?

不動産×インターネットの会社

運営会社の「株式会社オウチーノ」は東京証券取引所マザーズに上場しているベンチャー企業です。 財務状況はあまり芳しくなく、直近の決算は赤字となっています。

▽オウチーノ公式HPより引用

f:id:shishigin:20170314221613p:plain

不動産のポータルサイトはSUUMOやHOMESといった巨人が先行しており、オウチーノがユーザーを集客するのに苦労しているのは想像に難くありません。 実際に、平成27年5月15日に発表された「平成27年12月期 第1四半期 決算説明資料」によると、下記のように記載されています。

新春の不動産商戦において大型の広告宣伝費(TVコマーシャル)を投下したため、一時的な損失を計上

おそらく売上のトップラインを維持するのに、テレビCMを打たざるを得なかったのでしょう。 短期的にはテレビCMを打たなければ黒字は確保できたでしょうから、このあたりは持続的な成長を求められる上場企業としての宿命なのかもしれません。 オウチーノは集客チャネルとして、テレビCMを選んでいますが、もしSEOによる集客力をつけることができれば、赤字どころか、むしろ高い利益率も期待できます。 ぜひ、SEOをがっつりやっていただいて、黒字化を達成してほしいと思います。

SEOのチェックポイント

まず前提として、SEOは3つの要素に分解することができます。

  1. 集客するキーワードを増やす
  2. キーワードで検索された際の順位を上げる
  3. 検索結果に表示された際のクリック率を上げる

割と世の中で言われるSEOは上記2の「キーワードで検索された際の順位を上げる」という部分にフォーカスされすぎている感がありますが、他の2つについても同じくらい重要な要素となります。 SEOについて伸びしろを考える時はこの切り口に基づいて考えるようにするといいでしょう。

コンテンツマーケティング「暮らしのレポート」

まず、見つけたのがこちら、「暮らしのレポート」です。

▽暮らしのレポートトップ

f:id:shishigin:20170314221554p:plain

コンテンツマーケティングのメリットは?

コンテンツマーケティングSEO界隈において、最近流行っている手法の一つです。 コンテンツの作成費がクラウドソーシングによって下がってきたことから、実施する企業が増えています。 さて、なぜ各社コンテンツマーケティングをするのでしょうか? 目的は大きく以下の2つに分けられます。

  • リンクを獲得する
  • 集客の間口を広げる

前者の「リンクを獲得する」については、コンテンツを通じてソーシャルメディアでバズを生み出し、その結果リンクを獲得するといったものや、多くの人にとって役に立つような記事を配信することで、リンクを獲得するといったものが挙げられます。 後者の「集客の間口を広げる」については、これまで集客ができなかったキーワードでの集客を狙うものです。

 

例えば、オウチーノ「暮らしのレポート」のコンテンツの一つに、大学周辺レポートがありますが、日本大学早稲田大学のページを作ることによって、「日本大学 賃貸」「早稲田大学 賃貸」といったキーワードでの集客が可能になります。 コンテンツマーケティングが一般的になる前は、こうしたキーワードはアフィリエイターが中心に狙っていたのですが、クラウドソーシングの広まりによって、企業自ら積極的に獲得するようになったのです。

担当者はもっとやる気を出すべき

コンテンツマーケティングは目的はいろいろあるにせよ、たくさんの人の目に着かないようなコンテンツを作り続けていても、意味がありません。 「暮らしのレポート」を見てみると、「いいね!数」や「ツイート数」、「はてぶ数」がほとんど、もしくはまったくついていない記事がほとんどです。 twitterであれば、同じ記事を切り口を変えて何度もツイートすれば、その分ツイート数は伸びますし、「いいね!」についても、公式Facebookアカウントからシェアすれば「1いいね!」は確実につきます。もし僕が編集長だったら、自分のFacebookアカウントからもシェアするので、最低でも「2いいね!」はすべての記事で得られるはずです。 このあたりは担当者が片手間でやっていたり、成果と評価が結びついていないなど、いろいろと大人の事情があるのかもしれませんが、あまり熱意が感じられなかったのが残念です。

物件ページから建物ページへの正規化

オウチーノでは、物件の詳細情報が記載された物件ページから、建物の詳細情報が記載された建物ページへcanonicalが掛けられています。 canonicalステータスコード301のようなもので、検索エンジンに対し、「このページはXXXと同じコンテンツだからインデックスする必要ないですよ」と伝えるためのタグです。 何か意図があってあえてやっているのかもしれませんが、建物ページが持っている情報(建物名や住所、外観写真など)と、物件ページがもっている情報(家賃や間取りなど)は一部被っているものの、基本的には異なります。 そのため、canonicalをかけたとしても、得られる効果はほとんどないと思います。 私だったら、物件ページにはcanonicalはかけずに、その代わりに 「オウチーノマンション203号室は家賃が5万円、敷金1ヵ月、礼金無料で、渋谷駅から徒歩10分の好立地な物件です。渋谷駅周辺の物件には珍しく、ペットの飼育が許可されています。」 といったような物件に紐づく情報を含めたテキストを生成すると思います。 せっかくユーザーにとって価値のあるテキストを生成するだけのコンテンツ資産を持っているのですから、ぜひ活かしたいところです。

meta情報に改善の余地あり

meta情報(meta title、meta description)はGoogleなど検索エンジンの検索結果ページに表示された際にユーザーがそのリンクをクリックするかどうかを判断するための重要な情報です。 そのため、リンクした先のページにどんなコンテンツがあるかどうかを、わかりやすく丁寧に表示してあげる必要があります。

meta descriptionがよくわからない

では、渋谷区の賃貸ページのmeta情報を見てみましょう。 ▽タイトル 渋谷区の賃貸の物件一覧【オウチーノ】|賃貸マンション・アパートの情報検索サイト ▽description 渋谷区の賃貸 建物別に一覧表示。賃貸、賃貸マンション・賃貸アパート、賃貸一戸建てをエリア・家賃・設備などの詳細条件から比較検討・お問い合わせが可能。全国のお部屋探し・賃貸情報なら【O-uccino(オウチーノ)】 対象ページ:http://www.o-uccino.jp/chintai/tokyo/sc_shibuyaku_bill/
ちょっとスパムっぽさを感じるのは私だけでしょうか・・・ 今検索エンジンはdescriptionのデータをランク付けには使っていないと公言していますが、かつて利用していた時代から変更していないのでしょうか。descriptionに「賃貸」というキーワードがなんと6回も出てきます。 もう少しユーザーにとって、わかりやすくて訪問したいと思えるようなキャッチコピーにした方がいいでしょう。

クローキング?バグを見つけた

建物ページのぱんくずリンクをクリックすると

PCサイトで変な挙動をしているページを見つけました。 渋谷の賃貸ページに遷移してみると、おそらく数千件あるうち、30の物件が表示されていると思います。 しかし、そこから建物や物件の詳細情報が記載されているページに移動した上で、ファーストビューに表示されている「渋谷区」のリンクをクリックしてみると、 「申し訳ございません。 ご希望の条件の賃貸情報は見つかりませんでした。 条件を変更して再度検索して下さい。」 というページが表示されます。 シークレットモードで試してみたところ、ちゃんと表示されたので、おそらくcookieまわりでバグが起きているのでしょうか。 cookieが付く環境だけで起きうるのであれば、検索エンジンからクローキングと判断される可能性はなさそうですが、ユーザビリティはいいとは言えません。 ぜひ、早めの修正を期待したいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。 SEOは様々な施策の積み重ねにより、少しずつ成果が出てくるものであり、特効薬は期待できません。(たまーに特効薬が存在するケースもありますが) オウチーノについては、まだまだやり切れていない施策がたくさんあるように感じました。 逆にそこさえクリアできれば、伸びしろが期待できるのではないかとも思います。 何かご意見あれば遠慮なくフォームから連絡くださいね。 以上、オウチーノに対するSEOレポートでした。